RaspiberryPi5で構築してる情報が少ないので、備忘録として残します。
前提条件：
- RaspberryPi5が手元にあって、64bitOSをインストール済み
では構築していきましょう。
USBドングルチューナーの設定
何番煎じか分からないですが、PX-S1UDを地上波受信用に利用します。
wget http://plex-net.co.jp/plex/px-s1ud/PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip unzip PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip sudo cp PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1/x86/i386/isdbt_rio.inp /lib/firmware/
一回再起動します。
sudo reboot
再起動後にちゃんと認識してるかを確認。
dmesg | grep PX-S1UD [ 1.203961] usb 1-2: Product: PX-S1UD Digital TV Tuner
カードリーダーの設定
次にB-CASカードを読み込むカードリーダーの準備です。
sudo apt update -y && sudo apt install build-essential -y sudo apt install pcscd libpcsclite-dev libccid pcsc-tools -y
サービスが動いてるかを確認。
service pcscd status
念のためB-CASカードがちゃんと認識してるかも確認。
pcsc_scan | grep B-CAS
docker-mirakurun-epgstationの導入
まずgitをインストール。
sudo apt install git -y
gitがインストールされたら、docker関連をインストールしましょう。
sudo apt install docker -y && sudo docker-compose -y
dockerをインストールしたら以下を実行していきましょう。
git clone https://github.com/l3tnun/docker-mirakurun-epgstation.git cd docker-mirakurun-epgstation/ cp docker-compose-sample.yml docker-compose.yml
docker-compose.ymlを編集します。編集箇所のみ抜粋。
image: chinachu/mirakurun ↓ image: chinachu/mirakurun:3.8.0
image: mariadb:10.5 ↓ image: mariadb:latest
epgstationの中のテンプレートをコピーしてリネーム
cp epgstation/config/config.yml.template epgstation/config/config.yml cp epgstation/config/enc.js.template cp epgstation/config/enc.js cp epgstation/config/epgUpdaterLogConfig.sample.yml epgstation/config/epgUpdaterLogConfig.yml cp epgstation/config/serviceLogConfig.sample.yml epgstation/config/serviceLogConfig.yml cp epgstation/config/operatorLogConfig.sample.yml cp epgstation/config/operatorLogConfig.yml
epgstationのDockerfileを修正します。
vim ./debian.Dockerfile
修正する箇所のみ抜粋。
ENV FFMPEG_VERSION=4.2.4 ↓ ENV FFMPEG_VERSION=6.0
docker-composeを実行する
docker-mirakurun-epgstationのディレクトリに移動し、以降を実行。
sudo docker-compose pull sudo docker-compose build --pull
epgstationはffmpegのbuildが走るので結構待ちます。
それでもRaspberryPi5なら処理が早くなったと思います。
epgstationで視聴確認
http://raspberrypi.local:8888にアクセス。
IPアドレスが分かっているなら、raspberrypi.localの部分を該当のIPアドレスに変えてアクセスしましょう。
トラブルシューティング
以降は私が構築する際にハマった内容です。
mariadbが起動してもRestartingを繰り返す。
この問題は、実行している環境にマッチしていない場合に発生します。
RaspberryPi4の場合は image: jsurf/rpi-mariadb でないと動かなかったりしました。
あとは何度もdocker-composeでコンテナをpullしていると、既にpull済みのファイルが悪さをする事があるので、ボリュームを削除することをお勧めします。
参考先：https://qiita.com/Ikumi/items/b319a12d7e2c9f7b904d
epgstationのコンテナがRestatingを繰り返す。
epgstationのフォルダの中にあるconfig内の各種テンプレートをちゃんとリネームしないと、この症状が発生します。