前回のライブ配信までの続きで、今回はVOD配信をしてみたいと思います
再生の方法はライブ配信と同じなので、ライブで映像を確認出来ていれば、実はそんなに再生自体は大変ではありません
VODって?
VOD、VODと言っていますが、これはVideo On Demandの略で、YoutubeやHulu、NetFlixのようにスマホ、タブレット、PCで映画やアニメなどの動画をいつでも見る事が出来るサービスで使われる用語です
ライブ配信でもDVRという技術を使えば、いくらか巻き戻して再生させるという事が出来ますが、それとは大きく異なります
いつでも動画を好きな場所から視聴できる、というのがポイントです
朝の電車の時間だったり寝る前の時間だったり、ゆっくり出来る時間にいつでも見れるのは結構便利ですよね
なので最近は結構VODを使ったサービスが増えてきているんです
WowzaでVOD配信する際の注意点
Wowzaを使うに当たってVOD配信をする場合に最も注意しなければいけないのが、ファイルフォーマットです
WowzaではMP4形式のみを配信する動画ファイルとして扱っています
その為、中身のコーデックはH.264、AAC(LC、HEv1、HEv2含む)で無ければいけません※
※HEVCでも最近配信出来るようになって来ましたが、結局再生出来ないのでまだまだ普及してません
2~3年前までは、端末ごとに再生出来る出来ない問題とかがあったようで、この設定限定っていうのがあって大変だったようです
今はAndroidなりiOSなりとハードウェア及びOSレベルでの対応が浸透したので、ほぼ再生出来る環境が整っています
というわけで、Wowzaで配信する際はコーデックはH.264、AAC(LC、HEv1、HEv2含む)と覚えておきましょう
とりあえずVOD配信をしたいのだけど?
H.264かつAACなMP4ファイルを作成したところで、実際にVOD配信してみましょう
プレイヤーに埋め込むリンクは再生する方式により異なります
実はWowzaをインストールした時に、contentフォルダにsample.mp4というファイルも一緒にインストールされるので、用意する必要は無かったりします(先に言え
というわけで、まずはsample.mp4で再生してみましょう
自身で作成したMP4ファイルはWowzaのインストールディレクトリ配下のcontentフォルダにコピーしておきましょう。中にsample.mp4というファイルがあるので探しやすいと思います
再生するのがFlashPlayerだと仮定して勧めます。HTML5が良い!という人はもうちょっと待ってください。別のページを設けますので
まずWowzaのテストプレイヤーを使いますので、以下の画像を参考にApplications→vod→Testplayerを開きましょう
表示されたページで、とりあえずそのままStartボタンを押してみましょう
ローカルにWowzaを組み上げた場合は、そのまま映像が出てくると思います
Stream:というテキストボックス内にあるmp4:sample.mp4のところを自分で作成したMP4のファイル名にすればそれで再生出来ます
ただし、日本語のファイル名はやめておいたほうがいいです
Amazon Web Services内のEC2などにWowzaを建てる事も可能ですが、IPアドレスがAmazon内部のローカルIPアドレスとして参照される事があるので、その場合はEC2の建ってるグローバルIPアドレスなりを使用してください
無料のFlashPlayerは過去にAdobeが配布していたのがあったと思いますが、最近はHTML5への普及に伴いだいぶ影が薄くなってきた印象がします
次回はHTML5を使ったプレイヤーの構築に関してです