色々と便利なTeamViewerですが、RaspberryPiでも使えると便利なんですが、ちょっとした問題点があるのでそれを解決したという件です。
TeamViewerを使っている方は当たり前のように繋がるものと思ってる方も多いと思いますが、実は1つだけ制限があります。
それはモニターにつながっている事、です。
より厳密には、物理的にモニターに繋がっているという状況をOSが理解している事という方が適切かもしれません。
例えばデスクトップPCでモニターに繋いでる状態であればTeamViewerに繋がりますが、モニターを外して、デスクトップPCを再起動した状態では繋がらないという事が発生します。
普段デスクトップPCにはモニターを繋ぐ事が前提になっているので気が付かない制限事項ですが、これがRaspberryPiであればどうでしょうか。
モニターに繋がないという状況の方が普通だと思います。でもTeamViewerで遠隔からメンテナンスとかあれこれしたいですとも思います。
そこで今回はこの悩みを解決するという話です。
モニターが繋がっているという事にする
ソリューションとしてはいくつかあります。
HDMIの仮想アダプタを取り付けるというのは最も簡単な方法です。
でもなるべくハードは使いたく無いので、RaspberryPi本体だけで実施したいですよね。
そこで行うのはこちらです。
sudo raspi-config
このコマンドでRaspberryPiの設定を開けます。
ファームウェアのバージョンで表示が若干異なりますが、この設定の中にResolutionという箇所があります(私の場合はAdvanced > Resolutionで見つかりました)
この中からデフォルトの値ではないものを選択します。例えば1280×800など。
設定を保存して再起動すると、RaspberryPiはモニターに繋がっているという前提で解像度を決めた状態で起動します。
こうしておけば、モニターに繋がってなくてもTeamViewerでRaspberryPiを遠隔からでも操作できます。
12月2日追記:モニター繋がって無くても解像度を1920×1080としたい
上記の方法だけでは、解像度を大きくする事が出来なかったので、更に方法を探ったところ、以下の方法で突破しました。
/boot/config.txt内に以下の値を入れる事で、モニターが繋がっていなくても常に1920×1080として表示されるようになりました。
入力する箇所は以下の画像を参照ください。
hdmi_ignore_edid=0xa5000080
hdmi_group=1
hdmi_mode=5
これでだいぶ作業がしやすくなったぞ