Windows10とIntelチーミングの悪夢

一つ前の投稿で巻き戻った件を書きましたが、その原因はWindows10へのアップグレードに失敗したからでした

失敗と言っても、OSのアップグレードに失敗したわけではなく、Windows10へのアップグレード自体は成功しました

ここで問題となったのは、NIC(ネットワークインターフェースカード)でした
私の使っているサーバーにはNICが2つあり、一つがIntel製でもう一つがRealtek製です
この2つを使ってサーバーを動かしています

感の鋭い人はもう分かったかもしれませんが、私はこの2つのNICでチーミングを行っていました

チーミングについてはコチラをご参照ください

つまり、冗長化して片方のNICが壊れた場合に代替で動くようにする事が出来る技術です

パターンはいくつかありますが、NICを束ねて速度を早くする事も出来たりします

この技術自体は非常に便利で、サーバー運用する際に良く使われる手法の一つですが、今回のようなOSアップグレードを行う際にはチーミングを解除しておかないと、大変なことになります

IntelのチーミングはWindows10に対応していない

現時点での話ですが、Intelのチーミング技術はWindows10にはまだ対応していません

ここが最大の落とし穴でした。対応していない状態でWin7からWin10にアップグレードを行った為、アップグレード後にNICがいるのにいない状態になり、全く通信が出来ませんでした

PowerShellでチーミングを試みる

Win10ではPowerShellを使った方法でチーミングさせる事も可能なようですが、そもそもOS側で認識していない状態では、PoweShellからもネットワークアダプターが認識されず、何も出来ませんでした

巻き戻しを実施

Win10からWin7へ巻き戻しを実施

1ヶ月間は巻き戻せるので、Win7に戻し、何もかもが回復した・・・かに見えましたが悲惨な状況は続きました

NIC認識しない問題継続

Win7に巻き戻しましたが、Intelのチーミングがバグ状態で放置され、相変わらずNICとして認識しない問題が継続

コントロールパネルからIntel network connectionの削除を試みるも、該当のMSIが見つからずアンインストール出来ない状態に

IntelのLANドライバーを削除で解決

仕方がないので、Intelのドライバー配布ページへ行き、近いバージョンのドライバをダウンロードしてアンインストールを実施

これでようやくお化けチーミングの削除に成功。元のネットワーク環境に戻ってこれました

OS標準機能の強さ

先ほども書きましたが、Win10ではOSの標準機能でチーミングを行えるようになりました

Win10でチーミングする時は、OS標準機能でのチーミングにしようと思います

正直しんどかった