先日、キックスターターで投資したTritium(メモリ2GB版)がようやく届いたので、せっかくだからNextCloudを再構築しました
TritiumにインストールをするイメージファイルはこちらからDL出来ます
https://libre.computer/products/boards/all-h3-cc/
デスクトップは必要ないので、ミニマム構成の方をDLしてイメージをmicroSDに焼いていざ起動
・・・無事に起動しました。こういう所でつまずくと後に響くので良かったです
さて、今回の課題は・・・ずばりブラウザに怒られないHTTPS化をする、です
自前のSSL環境だと怒られてしまうので、色々と不便が出てきます
そこで、以前にこのブログをHTTPS化した際に使用したLet’s EncryptをNextCloudにも適用してみました
NextCloudの構築とLet’s Encryptの構築
早速本題に入っていきたいと思います
と言っても、ほとんど以下のリンク先を参照した形ですが・・・
TritiumにインストールされるOSはArmbianでUbuntu16.04ベースです
なので、こちらの設定方法をなぞるだけでほぼ問題無く構築が出来ると思います
Let’s Encryptの参照先DDNSは、例の如くduckdnsを使用していますが、今のところ快適なHTTPS環境でNextCloudを使用出来ています
これなら仕事でも使えるかな・・・?
ちなみにですが、それまでのデータベースは色々とテストし過ぎてぐちゃぐちゃだったので、クリーンなデータベースを改めて作り、既にアーカイブされていたファイル達を改めてアップロードして登録のし直しを行いました
DBの移行でも良かったかもですが、こっちの方が気持ち的にスッキリとしますので
個人的な備忘録として自動更新する際のコマンド
certbot-auto renew --force-renew
Tritiumの使用感
TritiumはRaspiのメモリ2GB版と思って差し支えありません
ただし、以下の点がRaspiよりも優れています
・64bitネイティブで動く
・メモリが2GBある(重要)
・H.264のエンコーダーが1080p60までハードウェアエンコード出来る
・USBとLANが別のチップで動いているのでチップによる速度制限は無い(重要)
よって、体感的にも動作は明らかにRaspiよりも早いです
特にNextCloudの様に複雑な処理をバックグラウンドでするアプリを動かすには大量のメモリが必要になるのでTritiumのような性能がある方が当然望ましいという事になります
実際、RaspiとTritiumでNextCloudの動作を比較した結果、Tritiumの方がサクサク動作しています
メモリの空きは約100MBで、使用しているメモリは300MB、キャッシュで1.5GB程度使っている事を考えるとやはりRaspiでは荷が重い処理だったのだな・・・と改めて思いました
これからはRaspiはVPNサーバーとして、TritiumはNextCloudのサーバーとして稼働させていこうと思います